【イベント&ツアー報告】甲賀市様・インバウンドツアー造成モニターサイクリングツアー(3月5日)

こんにちは! E-OMI CYCLING TOURSの代表・イチマルです。

一般社団法人輪の国びわ湖様より、甲賀市様のインバウンド向けサイクリングツアー造成のためのモニターツアー運営をご依頼いただきましたので、3月5日にツアーを開催してきました!

今回はコース&スポット提案、旅程管理、参加者のタクシー移動、当社Eバイク、サポートカー、ドライバー、食事手配、保険など対応させていただきました。特にタクシー移動など運送手配は旅行会社でなければ対応できない部分ですから、当社がお役に立てる場面になったと思います。

日本遺産「忍びの里」を巡る。甲賀から伊賀へ

スタート場所となった甲賀市観光インフォメーションセンター

今回のツアーは日本遺産「忍びの里」で選定されたスポットを巡るサイクリングツアー。エリアは滋賀県・甲賀市から三重県・伊賀市という忍者の二大地域を県を越えて走るルートです。

サイクリングツアー自体のスタートは伊賀市にある壬生野から。そこから約35kmを自転車で走りながら甲賀市へと戻ってくるルートとなっています。

まずはサポートカーに自転車を積み込み、お客様はチャーターしたタクシーに乗っていただいて壬生野へと向かいます。

壬生野にある春日神社前で、伊賀市役所の方々と合流。

自転車を準備してサイクリングスタートです。

っと、そのまえに……。この壬生野、当時の伊賀忍者が多く住んでいた地域なのです。今でも集落にある家のまわりには土塁が残されています。集落の近くには壬生野城趾があり、伊賀市役所の方から詳しい説明を聞きながら見てまわりました。当時の山城は石垣などがあるわけではないのでわかりにくいですが、ガイドしてくれる人の説明があることで当時の雰囲気をイメージすることができますね。

伊賀から甲賀へ、いざサイクリングで県境越え!

本能寺の変が起こった時、当時境に遊びに来ていた徳川家康一行は急いで三河に逃げ帰らねばならなくなり、この甲賀・伊賀の地域を必死で越えていったそうです。世にいう「神君伊賀越え」というものです。

その際に立ち寄り宿泊したとされるのが伊賀市にある「徳永寺」。ここには徳川家康から特別に使用を許可された葵の御紋をお寺のあちこちで見ることができます。

お昼は徳永寺近くにある「つみえ家」さんで。

夜は串揚げ中心の居酒屋さんですが、ランチが美味しいお店です。今回は風の杜ランチ(1650円)をいただきました。みなさんとても満足していただけたようです。

後半は甲賀市をのんびりと…

さすが県境だけあって、多少のアップダウンは覚悟しないといけません。

坂の好きなサイクリストだと若干物足らないくらいですが、普通の人にはホントただの苦行です。

でも今回はEバイク。普段なら坂道のあるコースは絶対にいかないという女性も涼しい顔して走っていました。テクノロジーの進化は偉大です。

午後は山を越えて甲賀市に入りました。午前中ちょっとだけ頑張れば、あとは下り中心のルートとなっており、そのままゴールまで辿り着きます。

和田城趾では甲賀市の職員の方がお城の説明をしてくださいましたよ。

日本遺産のスポットではないですが、ちょっとしたお土産の購入場所として甲賀駅近くにある「tanacafe (田中酒店)」さんに立ち寄りました。試食にいただいた「甲賀流白玉爆弾ポルポローネ」は田中酒店さんの酒粕をふんだんに使ったクッキーで、これが意外とクセになる味で病みつきになります。参加者のみなさんはお酒も買っておられましたよ。日本酒好きなんですね〜!

ゴール後は甲賀市観光インフォメーションセンター内にある「甲賀流リアル忍者館」で手裏剣投げ体験をしました。

なかなか難しくって的に刺さらないですが、たまたま私が適当に投げたのが綺麗に的に刺さってしまいました…。空気読めよ…的な感じになってなかったらいいのですが。

というわけで、1日かけて伊賀と甲賀にある忍者たちの足跡を辿る旅が終了。

私たちが知っているいわゆる黒装束の忍者ではない、本物の忍者の姿を知る機会になったと思います。なぜこの二つの地域に忍者が暮らすようになったのか、自転車で走るとその地形的な共通点なども見出せたりします。やはり自転車の旅は地形の変化を体で感じることができ、その土地の空気も含めて全身で味わうことができます。

一日走ることでもうその地域が好きになる…。そんなツアーをこれからも作っていきたいですね。

今回のコースはこちら(Googleマップへ移動します)

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