【イベント&ツアー報告】信楽の桜をEバイクに乗って見に行こう! 大戸川から畑のしだれ桜まで…春の信楽満喫サイクリング!
こんにちは、えーおうみサイクリングツアーズ代表・フナズシマルです。
今年の滋賀県は桜の開花ピーク時点に天気の良い日が続き、各地でお花見を楽しむことができました。
当社でも信楽と海津大崎でお花見ツアーを催行することができ、私自身皆さんと2022年の桜を楽しむことができた春になりました。本当はもう少し早めに準備などしていれば、もっとツアーの予定を作れたのですが、来年はもっといろんな場所で行えるようにしたいなと思っております。
さて、と言うことで、まずは信楽で開催した「信楽の桜をEバイクに乗って見に行こう! 大戸川から畑のしだれ桜まで…春の信楽満喫サイクリング」のモニターツアーの様子をご紹介したいと思います。
この記事をみれば、来年の桜は信楽に行ってみたくなりますよ。
大戸川の桜並木
集合場所は信楽高原鐡道の「紫香楽宮跡駅」。
どこそれ?って思うでしょうが、そんなマニアックな場所を選んだのは出発前のレクチャーがしやすい広場がある駅だから。しかもほぼ誰も降りないので観光で来られた方の邪魔になりません。またこんなツアーだからこそ滅多に利用しない駅で降りて始まる冒険ってのが面白いかな~と勝手に考えております。
今回ガイドしていただくのは、信楽在住の大西ガイド。
幼いころからこの地で過ごしてこられた方なので、昔の風景から今の信楽の流行りなども含め隅から隅まで知っておられます。もちろん今回のコースも地元民としてイチオシの風景を集めたものなのです。
最初に訪れたのは「大戸川」沿いに桜並木が果てしなく続いている場所。しかも穴場なのでほとんど人もいないという…。
どこまでも続く桜並木の下をゆっくりとサイクリング。
誰もいないので、どこでも写真撮り放題です。皆さんさっそくテンション上がりまくりで、自慢のカメラを取り出し桜へとレンズを向けます。気が付いたらまだ最初なのに大幅に時間オーバーという状況…。ここだけでお腹いっぱいになってしまいそうですね。
雲井駅に立ち寄って、鉄道&桜のコンビネーションも狙ってみました。
MIHO MUSEUM
ここまでの平坦な道とは打って変わり、ひたすら登りが続く山道へと突入します。
目指すは桜のトンネルで有名な「MIHO MUSEUM(ミホミュージアム)」です。
大西ガイドはアシスト無しの普通のクロスバイク。
大西ガイドが汗だくになりながらヒーヒー言ってみんなを先導してる後ろから、参加者の皆さんはEバイクで仲良く会話しながら軽やかについていきます。ちなみに私もEバイクで後ろから楽させていただいております。(大西ガイドお疲れ様です…)
朝、MIHO MUSEUM前の駐車場警備員に開花の状況を聞いてみたら、「ちょっとまだ見頃には早いかな」ということでしたが、敷地内に入るとすでにピンク色に染まる回廊が見えます。これはちょっと期待できそう!
ちなみにMIHO MUSEUM、博物館建物に入らずにトンネルだけを見るなら無料で入ることが可能です。とはいえ車だと駐車場が長蛇の列になることも多く、その点自転車は入口の横に置かせていただけるのでスムーズにアクセスできちゃうのです。(無断では置かずにちゃんと警備員の方に伝えるようにしましょうね。)
まだまだ5分咲き程度でしたが、蕾はすでにピンク色で、花が咲いてなくても沿道が色づいて見えました。
トンネルまでは300mほどかと思いますが、皆さんカメラ片手に全然前に進みません…。
いよいよトンネル入り口が見えてきましたよ。
トンネルの入り口にある1対の枝垂れ桜。
片方はピンクで片方は純白となり、まさに紅白の桜が入り口を覆うように咲いていました。
その美しさはもちろんのこと、首が痛くなるほど見上げないといけない大きさにも圧倒されます。
そしてここに来たら是非撮りたいショットがこれ!
トンネル内壁に映り込む、入り口の桜のピンク色…。
息をのむ美しい風景とはこういうものか、と改めて感じ入りますね。ほんと無料でいいのかしら?
畑のしだれ桜
MIHO MUSEUMを堪能したあとは、そこから近い畑地区にある樹齢400年の一本桜を見に行きます。
またまた登り坂の山道を通っていきますが、大西ガイドはぜえぜえ言いつつ「みんなにええもん見せよう思って自分で作ったコースやからしゃあないわ!」と頑張ります。
まずは手前のお茶畑越しに見る畑の都しだれ。さすが400年たっている桜だけにその存在感がすごいです。
年々弱ってきているのか、角度によってはかなり朽ちてきているのがわかるのですが、今年も立派に花を咲かしていました。でもここで都しだれを見ることができるのもいつまでだろう…と、ふと考えてしまいます。可能な限り毎年見にこようと思います。
ランチスポット
この日、皆さんをお連れしたランチスポットは「かまーとの森」さん。
実はここ、焼き物を作る工場建物の中に大きなカフェスペースがあるんです。
しかもここのランチは美味しくてボリューミー!
女性に大変人気のお店ですが、男性陣4名もお腹いっぱいになりましたよ。
その他の立ち寄りスポット
ランチのあともまだまだ行きます!
陶芸の森の上まで自転車で上ると(また登るんかい!って感じですが、Eバイクだからまったく苦になりません。)、信楽エリアを見渡す景色が広がっていました。陶芸の森園内はもちろんのこと、信楽のそこかしこに桜が咲いているのがわかります。あ~春だなあ…ってボーっと眺めていたくなりますね。
桜以外にも信楽のマニアックなスポットを大西ガイドの案内で見て回りました。
「僕が子供のころは鉄道なんて3時間に一本くらいしか走らへんから、よう学校から線路の上歩いて帰ったもんや…。そんなん今は絶対にアカンけどね。」
なんて昔話も添えつつ、当時走っていたSLとか、昔の信楽の風景も見えてくるように感じます。
ツアー終了!
あれこれとおしゃべりしながら走っていると、ついにゴールの信楽駅に到着。
巨大な桜の木になった「タヌ木」の前で記念撮影で締めくくります。
ツアーはここまで。
鉄道で来た人はこの駅から戻り、車の人はここから紫香楽宮跡駅で降りて戻るというふうになります。
紫香楽宮跡駅までは引き続き自転車に乗って戻っても5km程度ですけどね。
今回のツアーは走行距離にして約30km弱でした。
参加いただいた女性は5km以上のサイクリングは全くの初めてということで出発前は不安もあったそうですが、終わってみればちょっとお尻は痛くなったものの、無事走り切ることができましたと喜んでくださいました。
おそらく今回のコースはEバイクではなかったら慣れたサイクリストでも結構なハードコースでしたが、こんな風に初めての方や体力に自信のない方でも、Eバイクの力でロードバイクに乗ってあちこち巡っているサイクリストたちが見ている風景を体験できるんです。
当社のツアーは、そんな風に初めての方にこそ是非来ていただきたいものを用意しております。
来年の桜の季節は信楽をEバイクで走りましょう!